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「嘔吐」サルトル

存在とは何か。ロカンタンがベールの裏に潜むものに気づいた時、 今まで当然だと思っていたものが崩壊し、存在の正体を垣間みて吐き気をもよおす。 もう一度読もう。
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「ゴールデンボーイ」スティーブンキング

スティーブンキングの「ゴールデンボーイ」 二つの小説。前半は、「刑務所のリタヘイワース」、「ショーシャンクの空に」の原作。 後半は、「ゴールデンボーイ」、これも映画になっている。 どちらも面白かったが、後半の方がより面白かった。 ナチスの元...
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「城」 カフカ

長かったです。 途中から飽きてきましたが、なんとか2週間くらいでの読了となりました。 人間が人間である為には生きる為の職業があってこそであり、その職業に精神は依存し、行動はからめとられてしまっている。得体の知れない役人、村の者、Kという異邦...
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本に書き込むということ

本に書き込むなど、昔学生だった頃の話で今は全くしない。 もったいないだとか、汚れてしまうだとかつい思ってしまうのだが、 かつての知識人は本に書き込んで自分だけの本を作っていったそうな。 スタンリーキューブリックはシャイニングをとるときに使っ...
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「素数の音楽」マーカス・デュ・ソートイ

読了。後半で暗号について言及。サイモンシンの方が読んでいて楽しいかな。
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「凡文を名文に変える技術」植竹伸太郎

元新聞記者がカルチャー教室におけるエッセイを題材に、作文の技術を教えるハウツーもの。 推敲すいこう 「僧は推す月下の門」「僧は敲くたたく月下の門」 唐代、詩人の賈島かとうが科挙を受験するためロバに乗って長安に向かう途中、自作の詩「鳥は宿る池...
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「イワンイリッチの死」トルストイ

平凡な男の死。 裕福でもなく、貧しくも無い。仕事もまあまあ。家族もまあまあ。死を意識したとき家族との関係が崩れていく。短編小説。 平凡な人は自分の事を平均より上だと思っている。 けれど、それは実際においてとびぬけて裕福でない人たちの所でよく...
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「白痴」ドストエフスキー

ドストエフスキーの「白痴」を読了した。長かった。。。 善の主人公。悪のロゴージン。様々な場面で二人の対比が描かれる。 また、その二人をとりまく他の登場人物のキャラクターのどぎつさ。 長い小説で途中で色んな本に寄り道したがやっと読了した。 色...
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「ゲーテとの対話」エッカーマン

一流の価値について 人間は、自分でできるものだけを認め、称賛するものだ。ある人は、二流程度のもので生計を立てているので、彼らは、詭計を弄して文学の中で確かに非難できるものを非難し、自分が称賛する二流程度のものを、ますます立派に見せようとする...
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安楽な椅子について

安楽な椅子について 安楽で上品なものを身のまわりに置くと考えがまとまらず,気楽な受動的状態になってしまう。吉良部屋かな部屋やしゃれた家具というのは,思想も持たず,また持とうとしない人のためのもの。
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鈍感な人

最近,人間として最も劣悪な種族は,鈍感な種族ではないかと思うようになった。この種族は,(いわゆる)善人にすこぶる多い。それも当然で,善人とはその社会における価値観に疑問を感じない人々なのだから。