「マインド―心の哲学」ジョン・R・サール

映画「ターミネーター」や「マトリックス」など機械が意識を持ち行動するというような話が、まんざら嘘でもないような時代になってきた。
A.I.が進化し心を持ち得るのかという問題は哲学の領域でも議論されている。

有名な思考問題「中国語の部屋」を提示し反響を呼んだJ・サールが、
心(意識)について言及していく。ということで気になって読んでみた。
いつも通勤時の時間を利用して本をよんでいるのだが、
このMind 心の哲学は単行本で300P以上あり持ち歩くのが憂鬱な一冊であったがめでたく読了。

ひどく大雑把にいうといままで心と身体の問題は二元論と唯物論に収斂されていた。
意識は物理的な世界には無く、身体とは別の世界にあり脳の一部の機能でつながっているという二元論と、
物質以外のものはこの世には存在せず、脳の機能は、構造すべて再現すれば意識を持ちうるという唯物論。
Jサールはそのどちらでもなく、意識の正体について探っていく。

[amazonjs asin=”4255003254″ locale=”JP” title=”マインド―心の哲学”]

コメント