「怠惰への賛歌」バートランド・ラッセル

私のような一般的な社会人は、無条件に働く事は美徳であると信じていたが、本当にそうなのか。もっと良い生活を送りたいし、良いものや食事、生活をおくりたいと思っている。たが他の国では1日なにもせず寝て暮らしているような国もある。幸福の度合いは我々とどのくらい違うのか。働く事の意味を問い直す本である。

勤労は美徳と幼い頃から教え込まれてきた。一生懸命に働くことは良いということは当たり前であり、国や社会のためにも良いことで、働かないことは害悪であり社会規範に反することであると教えられてきた。働くことは良いことで怠惰不精は悪いことなのか。働いた金で消費し他人に職を与えている。収入を消費している限り、人々の口から奪い取るパンを他人の口に投げ込んでいることと同義である。

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